2009年02月23日

とらドラ! 第20話「ずっと、このまま」

くわーっ!面白すぎる。

このキャラクターの距離感がすごく良い。
サブキャラを巻き込んで、独りから二人へ、二人から三人へ、
やがてみんなへ。
大河も竜児もクラスからは浮いてた存在でしたし、
実乃梨も失敗を怖れて友達との距離は近いようで遠かった。
亜美なんかは偽りの自分を演じながらの付き合いだけど、
本音を見せれる人もちゃんといる。
それぞれが信頼できる仲間と、大切にしたい友達がいる。
踏み込む一歩にあがき、いつか来る別れを予感し嘆く。
この青春っぷりがもう最高だわ。

北村に恋する木原が、以前の大河っぽいポジションにいる気がする。
能登が竜児だろうか?
香椎は亜美ちゃんで、春田が実乃梨。
このグループでも話が作れそうな感じだなぁ。

修学旅行がスキーに。
雪山の方がハプニング多めだし、良かったじゃないか!(えー

『人生思いどおりにはなんねーぞ!』
これが大人の意見である。
だが、子供は子供なりに一生懸命やっている。
それで思いどおりにならなくて涙して、でも諦められなくてまた立ち上がる。
そうして大人になっていくのだろう。

このタイミングで亜美ちゃんがいなかったのは大きなポイント。
「亜美ちゃんならなんとかしてくれる」
という台詞からも、亜美はもう大人として見られていることが分かる。
亜美ちゃんは確実に大人への階段を登りつつあるからね。
一度失恋してるわけだし。
亜美ちゃんの「嫌いになった」という台詞は、
子供の意地ではなく、大人としての意地の張り方ではないかと思うのです。
逆に実乃梨の拒絶は子供的な意地っ張りなのですよ。

ただ、だからって亜美ちゃんが本当に大人というわけでもなく、
自分がこれ以上傷つかないように、予防線を張っているだけに
すぎなかったりもするわけですよ。
その忠告という名の予防線を無視してくる竜児たちが、
亜美ちゃんにとっては苦痛だったりするんだよね。
このまま行けば待ってるのは大きな悲しみ。
なので今度は、竜児から離れることで痛みを軽減しようとしている。
冬休みにハワイに行ったりしてるのも、そのためかと。
今のところ亜美ちゃんは、恋愛に関して停滞から衰退へと移行しつつある。
それに対して、大河や竜児は前に進もうとしている。
実乃梨はまだ停滞中な。
で、このまま亜美ちゃんがどんどん後ろに行ってしまうのは、
大人の対応ではあるんだけども、『逃げ』にもなってしまうわけです。
なので、この先の亜美ちゃんにはまだまだ注目してみる価値がありそうですよ。
亜美ちゃんの物語もまだ終わってはいない。

何気に、一番大人なのは香椎でして、
あまり話に係わってこないのもそのためではないかなと。
ゆり先生なんかは、大人でありながら実はまだ子供的位置にいて、
だからこそ、よきアドバイザーとしてクラスのみんなから
受け入れられてるのだと思う。
ゆり先生はまだ夢を持ってるし諦め切れてないですしね。
香椎はたぶん年上の彼氏なんかがいたりするんじゃないかなーと思ったりする。

最後に。
アバンで北村に手を合わせた大河が意味深。
願い?謝罪?感謝?

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