2008年02月04日

ユア・メモリーズオフ 感想 その3

公式サイト:ユア・メモリーズオフ〜Girl's Style〜
好評なのかどうかは知らないが、見てくれてる人は居るようなので、
このままユア・メモリーズオフの感想を続けていきましょう。

それでは3回目のユア・メモリーズオフの感想です。
キャラクターについて語りながら、
最後にシナリオについても触れるという形式になっています。
ネタバレはなるべくしないように書きますが、
まったく無いとは言い切れないかもしれません。
その辺りは各自の判断でお願いします。

今回は川本拓です。
サンプルボイスを聴くと分かると思いますが、
テンション高いし、早口で喋るしで、初対面だと鬱陶しいタイプの子ですね。
「こういう子は苦手……」という人は少なくないと思います。
私もちょっと苦手ですしね。
でも、グループで付き合うとなれば、
親しみやすくて人気者になれる子でもあります。
なので、拓の友達は大勢居るし、女性からも人気があるようです。

拓は「自分の好きなことを優先に生きる」というスタンスなのですが、
それ故に周りを見ることに疎く、自分勝手な子と思われがちなようです。
目の前の事に一直線なため、細かい気配りが出来ないのですね。
女性付き合いも、あまり得意とは言えないみたいです。
「友達としてならいいけど、恋人として付き合うのはちょっと……」という感じ。

ですが、拓はやると決めたことは最後までやり遂げるし、
相手を思いやる心も持っています。
悪いと思ったことにはちゃんと謝る素直な子なので、
じっくり付き合っていけば、ただ自分勝手というだけではない、
「拓なりの良いところ」を見つけることが出来るのではないでしょうか?

海にとっては「何だか放っておけない子」というだけであり、
恋人という感じではないですね。
「姉と弟のような関係」と言った方がしっくり来るかと思います。
シナリオ中は海がずーっと拓の面倒を見てあげていますしね。
海と拓の関係は見ていて微笑ましくなります(笑)。

実は私は、拓の中の人の声が苦手でして、
キャラは好きになれたけど、声だけは未だに慣れません。
最後まであの調子で喋るので、自分も苦手だと言う人は
ボイスを『無し』に設定することで回避可能です。

拓シナリオは思ったよりも感動できます。
海が拓のことを放っておけない理由から始まって、
拓の性格でダメなところを海が叱ったり、
それによって、海自身も自分のダメだったところを見つめ直す、
といったようなことが描かれます。
自分に出来ること、自分にしか出来ないことをやり遂げようとする二人に
ちょっと涙腺が緩んでしまいました。
海が拓を叱るシーンはすごく良かったです。

作中で、拓と理人の関係が伏線として貼られていますが、
この伏線の回収がまた見事なんですよ!
「おお、そう来るかー」と唸りましたね。
こうした部分も含めて、拓シナリオは非常に良く出来ていました。
バッドエンドは特に語ることはありません。

始めはちょっと受け入れ難かったけど、
拓というキャラクターの良さが見えてくると楽しく読めます。
シナリオが思っていた以上に良かったしね。
80点ぐらいはあげてもいいんじゃないでしょうか?


拓については以上です。
次回は清孝についてを予定しています。
ユア・メモリーズオフの感想を楽しみにしている人が居ること願って……。
それでは、ごきげんよう!

at 17:21│TrackBack(0) ゲーム感想(メモオフ全般) 

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