2007年11月16日

ef - a tale of memories. 第六話「rain」

今回のテーマは「行動」かなと。
映画撮影、みやこへの宣戦布告、学校へ行く、景の元へ駆けつける。
目指す先に向かってどう行動するべきなのか。
今しかない時間をどう生きるのか。
それは決めるのは誰?

今回は背景の美しさが目立った。
序盤の夜空、中盤の線路、終盤の海。
景の宣戦布告シーンの空は青空ですが、太陽は映らない。
青空の合間に入るのは踏み切りの赤。
太陽の温かい赤ではなく、機械的なキツイ赤。
景の心を上手く表した演出なのではないだろうか。

それぞれが作品にかける想い。
紘の漫画、京介の映画、千尋の小説。
これらは全て他者へと向けられるものである。
自分の作りたいものとは何か。
そしてそれをどうやって相手に伝えるのか。
自分の描くイメージと相手が受け取るイメージの違い。
作者と受け手が互いに心を震わせることの出来る作品。
それを生み出すためには……。

キャラクターの表情。
今回はいつも以上に目を見せないシーンが多かった。
髪で隠すor遠くから映すために見えない。
特に紘がそうでしたね。
一方で、京介や景は力強い目を見せる。

ラストのシーン。
千尋の手を掴んだのは蓮治。
蓮治は千尋に新しい世界を見せてくれた。
これは前回の感想に書いた通りだったので嬉しかったなぁ。



ほい、さて、ちょっと最後に個人的なお話。
京介の映画にかける想いを聞いていると、どうしてもメモオフ#5を思い出す。
「一度逃したら二度と取り戻せない」
「俺はそういうかけがえのない瞬間を捕まえたいんだ」
「諦めなければ終わらない、俺は何度でも挑戦する…!」
この台詞はカッコイイなぁと思ってしまった。
春人にもこういう台詞を言って欲しかったなぁ……。
春人は映画にかける情熱がイマイチ足りてなかったからね。
メモオフ#5はシナリオライターに恵まれなかった作品だと改めて思いました。
と、どうでもいい愚痴でごめんなさい。

at 11:53│TrackBack(0) アニメ感想(6) 

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