2007年05月26日

夢見師 レビュー その2

H℃(エイチドシー)より好評発売中のPC版『夢見師』のレビューです。

では続いてセカンドレビューを書きますね。
2章・奈緒シナリオまで終わりましたが、
この2章で広宇が何故1日を2回繰り返すのかという謎(理由)が明らかにかなります。
それと同時に描かれるのが『親』の存在。
広宇には両親がいませんが、ここでその真実が明かされます。
また、奈緒に関してもテーマは『親』です。
この二人の『親』の対比はプレイヤーに様々な感情をもたらしてくれます。
守るとはどういうことなのか?が根底にあり、
その為にできることは何なのか?ということが、
今の広宇の置かれている状況と照らし合わせて描かれる様は見事ですね。

今回は邪ロリの存在がものすごく大きくて、邪ロリもまた『親』であり、
広宇のことでずっと悩んでいたことを考えると胸が苦しくなります。
これから先を生きていく上で広宇がしなければならない決断、
それを見守ることしかできない邪ロリ。
その葛藤がまた良かったですね。

その一方で、奈緒に関しては若干描写不足な感じが残りました。
まぁ邪ロリの台詞で多少フォローされてるから、
納得できないというほどではないかな?
夏先輩のエンドよりは後味良いしね。
この後まだまだ物語は続きますが、
2章は意味の大きいシナリオだったと思います。
では、セカンドレビューはここまでにします。
次のレビューまで、ごきげんよう!

余談だが、『正当防衛』が伏線になっていたとは、
あの時点では誰も思わなかっただろうなぁ(苦笑)。
ついでに、奈緒の「嘘だ!」という台詞には思わず笑ってしまった(えー

ここからはネタバレを含みますよ〜。

えちシーンは3つ。
普通のシーン1回、アニメーション付き1回、寝取られというか凌辱1回。
テキスト量は普通ぐらいですね。
凌辱シーンはバッドエンドなので見たくなければ回避可能です。
結構酷い鬱さがあるので、純愛ゲーだと思って油断してると痛い思いしますよっ!
まさにスクールデイズ並です。個人的にはこのエンドが1番好きですが(マテ
ただ、せっかくの凌辱シーンが短いのは残念ですね〜(死ねばいいのに
あっ、奈緒はちゃんと処女ですよ?

シナリオについて。
ネタバレしても良い人だけ読むように!






母親を信じてると酷い目に合います。
上記のバッドエンドに繋がるので選択肢は慎重に選ぶ必要がありますね。
まぁ、CG回収のためには見なきゃいけないんだけど……。
ネタバレだから言っちゃいますが、母親は奈緒のことを嫌っています。
奈緒が父親を刺したという所までは許容範囲の出来事でしたが、
夫が娘を溺愛することに母親が嫉妬していたという話は予想外でしたよ!
父親が母親に暴力を振るっていたのは、
実は奈緒を守るためだったなんて悲しすぎる……。
これで父親が死んでたら最悪ですよ。まだ目覚める望みがあるのは救いですね。
トゥルーエンドでは母親も改心し始めているみたいだし、とりあえずは安心かな?
親戚のおじさんの存在はまだ不安だが……。

当然、奈緒を自殺から救った代償として広宇は記憶を失いますが、
それから約2ヶ月後へと話は続きます。
この時点で広宇は二人の女性と付き合い、セクロスまでしておいてそれを忘れています。
プレイヤー的には羨ましくもあり悲しくもありで、何だか複雑な気分です……(ぉ
忘れられた彼女たちがまだ諦めていないというのがまた切ないね。
もし記憶が戻ったとしても、恋人として縒りを戻すのは難しいだろうし……。
でも今回広宇は自分が『夢見師』であることだけは忘れていないので、
記憶が戻る可能性だけは無いとは言えないかな?
果たして最後にはどうなるのか……まだまだ結末は見えてきませんね。

うー、まだ語りたいことはあるんだけど、それはまた総合レビューのときにしますね。
次のレビューは3章が終わってからになります。
それでは、ごきげんよう!

at 13:40│TrackBack(0) エロゲーレビュー(仮) 

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